二曲目はパガニーニの“24のカプリース”より
第24番イ短調　クワジ・プレスト、です。
もくじが緑色のロゴのときは食満くん視点で展開します。

ヒロインがやっとちょこっと登場しました。
不穏な幕で申し訳ございません。
以後何話かは変態に追われつつも
幸せな日常がつづきます。
そのうちこじれます。
こじれたあとが苦しいだろうなあと思います。





■24のカプリース第24番
　第24番イ短調　クワジ・プレスト。
　ニコロ・パガニーニ作曲のヴァイオリン独奏曲です。
　カプリースとは、奇想曲のこと。
　三曲目で少しこのあたりの蘊蓄が出ます。

　クワジ　＝　ほとんど○○のように
　プレスト　＝　急速に

　という意味だそうで、
　意味を解釈するのにたいへん手間取りましたが、
　そもそも「プレスト」という速度を指定する用語があり、
　それを踏まえたうえで「クワジ」と組み合わせて
　「ほとんど『プレスト』に近いくらいの速度で」と
　考えるのがどうやら正しいようです。
　不穏な旋律と相まって食満くんを急かしています。

■ボウイング
　運弓法。
　演奏時に右手に持った弓の運動のことを指す語です。