とうとう宵ヒロインのいちキャラクタ化、を
具体的に示してしまったおはなしです。
食満くんに片想いをしています。
このおはなしにおける食満くんはどちらかというと、
幼なじみのヒロインを気に入っているから
宵ヒロインの気持ちに気づかない・応えられない
のではなく、まだ友達と屈託なく遊んでいるのが
いちばん楽しいお年頃だから恋愛に目が向かない、
という状態のようです。
そんな彼も……すきだ……
ちょっと鈍くても……いいのよ……すき……

失踪事件の核＝いわば本番の事件　に迫る前に
学校内でトラブル発生＝リハーサルの事件、
という役割のエピソードを挟むことになりました。
代わりに期末テストのエピソードが消えそうです。





解説
■オーダした制服がいつ出来上がってくるか
　ごめんよヒロイン、
　二学期にならないと制服デビューできないよ。
　このおはなしは失踪事件のもろもろは夏休み中に解決して
　二学期に入ってエンド、という時間軸です。

■“天野川”と“しらさぎばし”
　たぶんこの橋には恋愛系のジンクスがあります。

■伊作は嬉しい
　ヒロインといるだけでなんか嬉しい。
　彼はヒロインと同じ茜町に住んでいます。
　美空市という市ですが、地理も詳細に設定があります。
　地図に起こせそうなほどです。

■食満くんがチャリ登校
　夢見てみました。
　後ろに乗りたいよね。

■事務員小松田さん
　立派に門番。
　六話目では名前だけ雷蔵が出てきます。

■大川学園高等学校
　私立高校のような名前の公立高校。
　校舎の間取りが全部決まっています。
　文章でご覧いただくとわかりづらいと思うのですが……
　そのうち図面化でもしたいところです。

■秋津台高等学校
　あきつだい、と読みます。
　こちらは市内の私立高校です。
　特に重要な伏線として登場したわけではありません。
　“さなめちゃんの学校です”というだけで（笑

■宵ヒロイン
　べったりつるむタイプではない、という意味で
　孤立気味の優等生、ということになっています。
　進路がはっきりしていないので
　空いたクラスに入れられた結果のＣ組、です。
　六話目は彼女にとってとても気の毒なシナリオです。
　こうしたトラブルを経て、ヒロイン転校後の
　最初の女友達として親しくなっていきます。

■皆様お誘い合わせのうえでトイレ
　中学生のとき、初めて同じクラスになった女の子に
　「トイレ付き合って」と言われたときの衝撃を忘れません。
　あんまりびっくりして本当に付き合っちゃった
　私そのときトイレに用なかったのに。
　今なら言える　ひとりで行け……！
　そんな思いがこもっています　orz

■制服一式失踪事件
　これを探すのに推理合戦を繰り広げる、
　という六話め以降です。

■かっこいいからという理由でモテるのは仙蔵らしい
　そう思うのですが。



ややこしかったり複雑だったりな部分も多くなりましたが、
お楽しみいただければ嬉しいです。
六話目では推理合戦にともなって
私の読書の趣味が全開になってまいりますので
今から謝っておこうと思います。
うんちく鬱陶しいですごめんなさいorz