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展開が早いぞと突っ込み入れたくなる章。
ヒロインが飾る花は特に細かい設定もなく、
この花と思っている実在の植物にも思い当たらないので
何かお好きな花で想像してくださいと申し上げておきますが、
最後の最後で片想いの象徴にされてしまう
可哀相な末路を用意しております。
後味良く仕上げる自信が薄げです。
「病めるは昼の月」を書き始めて以降に食満くんの存在を知り、
仲間はずれが嫌だからと作った話。
本当は単発ものになるはずでしたが。
で、書いているうちに捏造食満くんに惚れてしまったという……
こうだったらいいながいっぱい詰まっている気がします。
六年生にはキワモノが揃っているという初心者の印象ですが、
彼は常識人ぽく、それであるがゆえの苦労人で、いい男。
そのうち火薬委員長とか生物委員長とかも出てくるのかなぁ……
今言えることはこれが三章立て序破急で完結すること、
ハッピーエンドに見せかけて離別エンドであること。
未来に希望を抱けるような離別。
これもまたパターン。嗚呼。
利吉さんものと同様にこっちにもヒロインの過去編。
もっと露骨なこといろいろ書いていたんですが、
ホントに蛇足に近いエピソードであるくせに
話を余計に重くするだけだと気付いたので削りました。
必要とあらばあとからまた出てくると思われますが。
このあとから話は過去回想編へ続いていきます。
脈絡なくがらっと違う文面に変えてみるのが楽しい。
ヘムヘムはちょっとふざけすぎた気もしないでもないけれど。
主観を省いて周りの印象をいろいろ提示しておきたかったので
証言形式はちょうどよかったように思います。
「ヒロイン男装気味」の概要はここで悟られても構わないもので、
単なる物語の前提です。
ヒロインは物語全体としてはあくまで女性で、
六年生たちにもそう接してもらうつもりではいます。
一年経てば気持ちも整理がついたことでしょうと。
らんたろジャンルでの人気者は土井先生なのでしょうが、
この話においては彼に横恋慕の気配は皆無です。
大人なのか、根っから教育者なのか?
それともこの話の外に彼のヒロインがちゃんといるのか。

恋すてふ我名はまだき立ちにけり
 人知れずこそ思ひそめしか

 私が恋に落ちたという噂は
 あっと言う間に人々のあいだに広まってしまった。
 誰にも知れぬようにと、ひそやかに心の奥底でばかり
 あの人を想っていたというのに。(壬生忠見)
 
プロフィール
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のねむ
性別:
女性
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