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別扱い、というのは何が別なのかというと
あんまりよくわからないのですが、
設定の突飛さと読む人を選ぶ度合いの高さでしょうか。
注釈を先にご覧いただきたいのですけれども、
大変、大っ変、ひどい設定です。
常識の枠がゆるんだ美少女ゲームのような……
題材が題材なだけに、苦手な方も多いかもしれません。
ご注意です。

とりあえずサンプルということで書きやすかった六年生から、
文次郎・留三郎・伊作の三人分です。
ほか、もくじの灰色字は書けているけどまだ出せない人たち。

文次郎編
全体の最初の章なので漠然と設定の説明があります。
そして成就エンドです、幸せエンドです。そして比較的短い。
つまり文次郎編は取っつきやすい話、かつ、なんとなく
シリーズ全体の傾向がわかるようになっている話。です。

留三郎編
残念ながら悲恋エンドです。
去っていくヒロインを引き止められない自分を自覚する、
というのはちょっと彼らしいような気がしているのですが。
仕事に打ち込んでこのあと忘れることに必死になる人。

伊作編
元はよいとこのお坊ちゃんで、医学を学んでいたものの
それをいかすために警察に入り、数年で退職したのちは
実家には帰らず町医者になったという御都合主義設定。
彼と特定の人形娘=ヒロインの関わりという展開はありません;

 * * *

前半はオムニバス式に人間vs人形の構図で話が展開しますが、
後半は人形たちの連続殺人事件に焦点を当てつつ、
人形屋敷の摘発を目指した展開になっていきます。
その進行役が伊作です。
伊作は伊作編でしか名前が出てきませんが、
他のキャラクタ編にも登場して閲覧者さんを調査に連れ回します。
伊作編のゲストの“警部”も、
捜査描写が増えるので時折登場します。

この三人が最近私のスリートップのようで、
最愛は食満くんですが愛ゆえか量を書けず。
書きやすくて成就エンドにしやすいのは文次郎。
夢小説から比較的遠い創作では
伊作がキーパーソンになりやすい。

気が向いたときに書いてみるシリーズ、だったもので、
この調子で行くと完結がいつになるかよくわからないのですが、
最近妙にペースが上がっています。
シリーズ全体のねたばれになる話はストック待機ですが、
小出しにしてみてもいいかなと思い始めました。

相変わらずあまり夢らしくもなく、設定もこれですけれども、
少しでもお楽しみいただけたらいいなと思います。
更新そのものもお久しぶりですが、
室町版というのがまたお久しぶりすぎて少々がっかりの
『世界を敵に回しても』三話目です。
ついでに二話目も少々訂正入っております。

やっとヒロインが登場人物らしく言動するのですが、
今回言葉と主張が結構乱暴に読めますので
注釈マークをつけています。
おもに伊作とヒロインとの会話の応酬がご注意点です。

ファン創作だと、原作のキャラクタに
強い、強すぎるかもしれない主張をさせることに
ときどき躊躇いを感じます。
本来の彼ならば思いも考えもしないことを
主張させてしまっているかもしれないなあ、などと
思い当たってしまうのです。
妙なシナリオを演じさせて、
心にもないことを発言させて申し訳ないなどと
彼らや原作者の先生に対して思いながら、
決して創作をやめようという方面に決断が揺らがないところは
反省すべきこと、なのでしょうか。

ただ誤解しないでいただきたいことは、
キャラクタたちが代弁するかたちで
作中に強く表れている主張のすべてが、
書いた人間が自身の本音として抱いている考えではないのだ
ということです。
自分が同調する考えも反発する考えも、
この世のどこかにはどちらも存在するという意味では
条件の等しいものとして書こうという思いで、
今回は反発方面を取り上げております。
そうした主張に対して・
読んだ方々が反論を抱いてくださったとしたら、
次章以降への道筋が意図したとおりにできたと
考えてよさそうです。
いつ死んでもいいと考えているヒロインを
生きたいと願うように変えていくこと、というのが
このおはなしの筋のひとつです。
だから今のところは嫌われヒロインだとか、
感情移入したくないヒロイン、という立ち位置で大丈夫(笑
読み手さんがじょじょにヒロインを好いてくださるように
がんばっていきます。

10月はまるまるお休みに近いので(就活はするけれども)
もう少しお目にかけられるものの数があるといいなあ、と
他人事のように思いつつ。
いつもありがとうございます。
実生活が混み混みの現在、ひとつがんばったので、
ひとつ遊んでみました。
サイトとしても大変ご無沙汰の更新となりました。
その間もお越しくださった皆様にはただ申し訳なく……
ご恩返しに成り代わるものとは思えませんが、
なにかの足しになればくらいのorz

現代版・音大生パラレル『Novelette』第五曲、
皆様ご存じ『おもちゃの兵隊の観兵式』です。
タイトルに思い当たらずとも聞いたら絶対知っている!
3分とうたいながら十分やってる、
すっぱだかの人形がシンボルの料理番組のテーマ曲です。

本当はお話を大きな山で見たときに
次に来るエピソードの曲がもうひとつ決まっていたのですが、
そこに辿り着くまでのこまごまにはちょっと合わずで。
それで探した軽めの第五曲でした。
次章は“休憩20分”、そのあと決まっている曲までに
もう一曲くらい挟まないといけないかも。
いろいろ考慮してみます。むむ。




つづき
ブログの小話として公開していた昔話風パラレルに
名前変換を仕込んでファイルに起こしてしまいました。
更新があまりにも遠いことが申し訳なくて;
苦肉の策とでもいうべき措置です。
新作ではないので面白みも半減しましょうけれども、
更新当時を御存知の方には
懐かしんでいただけたらいいなと思います。

展開はラストまで決まっていて、
その間で結婚・妊娠・出産・ヒロイン死亡まで
避けて通れないというあんまりなおはなしではありますが;
胸を張ってさあどうぞとはちょっと申し上げにくいです。
自分では好きな傾向、イコール いつものぺぺろんぽい話、
という感じです。
すみませんorz

このおはなしは数度別方面への引用履歴があって、
それは著作権がどうのとか盗作がどうのというものでは
全然まったくございませんので、
見知っていらっしゃる方はご心配などなさいませんよう。

また、もとが創作用に考えていたおはなしなので
忍キャラに演じてもらうには少々の無理があります。
隅から隅までパラレル、と思っていただいて、
そのおつもりでご覧いただければ少しましかなと……

抱えている用事が八月いっぱいまでかかってしまいますので、
更新はまた遠のいてしまいますが;
自分が待たれているものとうぬぼれるものではございませんが、
お越しいただいた方にせめても変化をお見せしたいがための
ちょっとズルっこでした;
ご容赦ください。
伊作は怒っている。
雑渡さんはのらくらしている。
ゲド戦記を見てぼんやり発想しただけで
物語というレベルにまで練り上がってはいない、
ただの会話。

 * * *

あなたはご自分の身体だとか、命だとかというものを、
粗末に考えすぎていらっしゃるのではありませんか。

そう思う?

そう思わせるのです、あなたが。
任務のためなら命を捨てる、は本分ではないでしょう。
任務を果たすべく生き延びるのが忍でしょう。

仰せの通り。

まさか永遠なんてものを信じておいでだなどと
仰ったりはしますまいね、雑渡さん?
まさかあなたが。
あなたのような人が。

そこを念押して言う理由を問いつめたいところだが、
まあ、空想上にならね、あってもいいのじゃない?
永遠とかなんとかもさ。

ご冗談を。
あなたは現実に目の前に起きていることしか、
その右の目でご覧になるすべてしか信じないでしょうに。
空想だなんて笑ってしまいますよ、
夢も見ないような人でしょうに。

夢くらい見るさ。
私も人の子だし?

永遠というものは。
人間の器にはおさまりきらない類のものです。
空想や夢ですら許容しきれないほど遠すぎるから、
永遠なんて名前をつけて理解したつもりになる
くらいのことしか人間にはできないのでしょう。
あなたが人の子なら、
やはりあなたにも永遠なんてものは訪れはしません。
その命の限り。
その身体の限りのこと。
儚くなれば終わりです。

そうねぇ。
生きることは有限だろう。
死んだら永遠が手に入ると思う?

死んで永遠を手に入れる頃には、
なにもかもが己の意思に関わりなくなっているでしょう。
あなたは永遠を求めていらっしゃるのですか。

そういうつもりでもないのだけどねぇ。
ただなんとなく、これまでもこういう、
君に言わせれば無理無茶無謀の類を散々やらかしてきて、
それでもなんとなく、生きてきちゃってるのね。
全身こんなに焼け焦げてもほら私生きているわけで、
もうこれなんか一度死んだも同然の怪我だったのだよ、
そんなもの越えてまだ命があるという事実を
己自身が体現してしまっているとね、
もうなにやってもちょっとやそっとじゃ死なないって
思っちゃうわけ、わかる、この感じ?
油断かもしれないけれどねぇ。

いつかあなた自身のその在りようが、
きっとあなたを殺すでしょう。

そうね そうかもしれない。
では逆に聞くけれど伊作くん、

なんでしょう。

君のやっていることはいったい何?
君が気づかなければ、手を貸さなければ、助けなければ、
死んで永遠に触れただろう人間は大勢いるに違いあるまい、
それは君が永遠を否定するがゆえのことなの?
誰も死なせてやらないとか思ってやってるの?
ねぇ生きることは有限で永遠ではないと言ったけれども、
生き長らえていくことは永遠に近づくことではないだろうか?
そう思えば君は永遠というものを小馬鹿にしながら
より多くの人を長らえさせようと努力していることにならないか?

人の生きる限り・
その身の上に永遠なんてものは来やしませんよ。
限られている内でより長く生きてやろうと藻掻くことが
せいぜい人間の器におさまる程度の抵抗です。
ある分を全うしようとする。
よろしいじゃありませんか。

……まったくもってよろしいね。

おや降参ですか。
お珍しい、あなたが言い負けることもあるのですね。

勝負をしていたつもりはないが
腑に落ちてしまったので
これ以上君に突きかかる言葉は特に出そうにないよ。

そうですか。
折良く包帯も巻き終わりました。

うん ありがとう いい具合だ。

雑渡さん。

はい?

あなたの命にも身体にも限りがあります。
相当の無理無茶を重ねても死なないとお思いかもしれない。
けれどその限りの境界線は
案外とすぐそばにあるのかもしれませんよ。
それをどうぞお忘れなく。
そこを踏み越えたあとの人間は僕は見向きしませんよ。

おや冷たいね。
骨くらい拾ってくれてもいいだろうに。

永遠になってしまった人間を
おさめることがかなうほどの度量を、
僕は持ち合わせませんので。

 * * *

小難しくなりました。
意味のあるようで意味のないような会話を延々、
応酬してみる伊作と雑渡さん。
恐らく彼らの感覚として、会話の中身に価値はない。
喉元に狙いを定めて刃を突きつけるような、
会話のスリルとテンポを楽しんでいる、あうんの呼吸。
 
プロフィール
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のねむ
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女性
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