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ぺぺろんの作品が長く重く取っつきにくい、
と感じておりましたもので、
では短く軽く、自分なりに甘く、という目標で
何か書けないか考えた末に生まれた小話です。

長編・続きもののキャラとヒロインが
書き始めた当時でちょうど十組ありましたので、
十題こなして拍手の送信後画面に掲載しておりました。




■01 唇(#片恋の花)
 六年生・成長版のきり丸視点でした。
 わりと気に入っていました。
 ……の、二行で言うことがなくなるくらい、
 不足も余分もなく書けた気分です。

■02 指先(#夢醒めやらぬ)
 vs20歳プロ忍者文次郎で、ヒロイン視点。
 この小話は夢醒め本編の九話あたりのエピソードとして
 書いたものなのですが、
 この小話を書いたあとで本編を書いてみると、
 実際には指先にキスどころか目が合ってしまっただけで
 相当動揺している文次郎がいました。
 なかなかスマートにはいきませんね。

■03 頬(#宵のみぞ知る)
 原作準拠の時間軸、六年生の食満くん視点。
 彼が取り組んでいる課題の内容と、
 ヒロインとのやりとりの絡みに少々無理がありました。
 本当を言うとあまり気に入っていません(笑

■04 初めて(#病めるは昼の月)
 本編は過去回想編が大部分を占めるため、
 この小話も原作の時間軸より一年前、
 現六年生の委員長達が五年生の頃、のエピソードです。
 まだ本編で達していない部分の描写なので、
 ねたばれに相当するとも言えます。
 そして本編がこの部分に追いついても、
 この小話のエピソードは書きません。
 本編で書いていく大きな物語の中にあって、
 枠線の外だとかコマの後ろだとかで起きた
 ちいさなできごと、でした。

■05 ひたい(#われ恋ひめやも)
 ヒロイン視点です。
 ……利吉さんはへたれなのかなあ……
 どういうのをへたれというのでしょうか……
 こういうのをへたれというのではないかと
 今思ってしまったのですが……

■06 強引(#海境奇聞)
 舳丸視点です。
 海境奇聞は本編もまだうまく切り回せた気がしません。
 水軍だとか、たぶん舳丸自身を
 うまく解釈できていないせいかと思います……
 なぜ水軍の誰かを相手にときて彼を選んだかといったら、
 水軍の中で顔がいちばん好きだからという理由でした。
 ごめんなさい orz

■07 ためらい(#雨シリーズ 久々知兵助編)
 久々知くん視点です。
 彼はけっこう思慮深い人と思って書いてしまいます。
 ぺぺろんでは豆腐ねた厳禁ということにしているので(笑
 はっちゃけた姿は書きにくいのです。
 優等生らしいという公式の設定もあるしまぁいいかと……

■08 告白(#雨シリーズ 鉢屋三郎編)
 三郎視点です。
 自分ではわりとうまく書けたほう、
 と思える出来の小話なのですが、
 本編での彼らが選んだ名前のつけづらい絶妙な距離感の関係、
 をこの小話でただの恋人同士にしてしまうのが
 ちょっとどうかなあと迷うところでした。
 本編のその後、こういう未来もあるかもしれない、
 くらいのつもりでご覧いただければありがたいです。
 こうならないかもしれない、
 という可能性を同じくらい抱きつつ。

■09 間接(#雨シリーズ 竹谷八左ヱ門編)
 竹谷視点の小話というには長い話です。
 この小話と、ブログで投げていた小話「雨雲」とは、
 雨シリーズで次ははっちゃんを書きますよ、という
 予告に近い状態で書いたもので、
 本編より先にできあがっていました。
 その分本編の育花雨がめちゃくちゃ内容が薄い、という
 すごく納得のいかない状態にいまだにもんもんとしています。
 いっそのことこの小話をつぶして
 育花雨の一話目にしてやろうかと思うほど。

■10 傷(#雪月花に結ぶ)
 ヒロイン視点です。
 この小話は語り出しが大嫌いです orz
 カラオケのあの分厚いカタログの、
 歌い出し部分を読んでいるみたいですごく嫌いです。
 いつも一緒には暮らせない二人でも、
 それなりに仲良しでそれなりに幸福であれば、
 という思いで書きました。
 
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のねむ
性別:
女性
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