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予告よりも少々遅刻しながら、
サイトとしても一か月ぶりくらいの更新でした。
この作品だけ名前変換も恋愛要素もなく
ヒロインもいないということで、
試験的にpixivにも展示をしてみています。
見かけたらそのアカウントはのねむです。

すでにご感想もいただいてありがたい限りです。
が、今回は実はちょっと後悔の残る内容で……
筒型本屋に行く意味がなかったなぁと……
この筒型本屋とそこのスタッフ達は
オリジナル文の『世界のどこかにある本屋
という作品から出張してきて
彼らと無理矢理コラボしたもので、
それ以上も以下も目的なんかありゃしないのです。
本当はこの筒型本屋の特徴である、
「特別なお客は“運命の一冊”を探し出さないと
 店から出られない」という条件を
彼らに宛てようと思ったのですが、
五人もいるし……どの本にしたもんだか……
とか面倒が勃発しまくったので削りました。
創作文メインのシリーズならそうしましたが
これは彼らがメインのおはなしなので。

創作色の強いエピソードはこの二章めまでで、
以降は彼らの試験模様の中継、となります。
逆をいえば、この二章めは以降の章のための
伏線てんこ盛りの章、でもあります。
試験の相手である五人の子どもについての詳細は
現時点では伏せてありますが、
そのうち四人は実在の人物であったり
そうしたものがモデルであったりしますので、
推測していただけたら(私が)楽しいな、と思います。
正体がばれたら恐いのは勘ちゃんの試験相手です。
リアルに恐いけどこれも広義の愛と思われたい……
あと竹谷のはっちゃんの試験は自分で考えておきながら
本当に難関と思います。
彼にはこのところ特にファンが多いことを承知ですみません、
試験後・彼を泣かせます




用語解説

■まじめな久々知
 まじめゆえ、きまじめゆえ、
 柔軟な子どもが苦手、という設定に。
 子どもと同じ目線に立ちきれない彼に対する
 試験相手は聡明かつ口達者、おしゃまな女の子。
 強敵です。

■ルドルフ
 言わずと知れた赤鼻のトナカイ。
 彼も長らくずーっと働いてきたので、
 最近若いもんにいろいろ任せているらしい、
 などという想像のもと、
 久々にそりを引く練習をしている……というような
 一文が出ました。

■フクロウとかねことかが相棒
 それは……はりぽた……

■幻夜通り商店街
 一癖もふた癖もある店が集合しちゃった商店街。
 「まぼろよどおりしょうてんがい」と読みますが、
 「げんやどおり」などでもお好きにご覧ください。
 とりあえず後述の「空想幻夜書房」、
 ほかに「不思議屋菓子店」、
 名前の設定はありませんがお花屋さん、
 八百屋さん、肉屋さん、健全極まりない酒場、
 などなどなどがあります。
 たぶんおもちゃ屋さんなどもあるのでしょう。
 この時期、この商店街にはプレゼントを調達するため
 サンタクロースが殺到して超多忙になります。
 本屋も大忙し、というエピソードがそもそも
 空想幻夜書房のシリーズのほうで用意してありましたので、
 それをそのまま応用してきたのでした。
 ここになんのお店がどの程度集まっているかは
 結局のところわかりません。
 幻ですから(笑

■忍術は科学派
 サラストサンタが元々はそう仰っていたわけですが、
 パラレルはパラレルでも魔法の扱いというものには
 注意がいるなと常からすごく思っていました。
 幻術のような不思議な力を駆使する忍者もいい!
 のですが、忍術は科学、という言葉を
 ぺぺろんの作品を書くときは
 とりわけ重く考えていたつもりでした。
 なので彼らと魔法というものは相容れないというのが
 基本的な考えとして私の根底にあるわけで、
 この作品に関しては違和感が見えないように
 徹底してパラレルな世界を書く努力を
 気持ちの上ではしています。
 妙な感じに読めていなければいいのですが。
 なにかおかしかったら申し訳ありません。

■ゴスロリ少女と着物幼女
 ゴスロリ……好きなんですよね……
 もう着られる年齢逃した気がします。
 だから一生懸命書くの・描くの orz
 代わりに最近和服生活に転びました。
 和服のいいところはとりあえず全然寒くないこと。
 北国の住民、助かります、暖房費(現実的orz

■運命の本選び
 おまかせを、だとか、
 うちのスタッフはプロだから、だとか、言いますが、
 ぶっちゃけた話・本を贈るのはすごく難しいです。
 自分でもよく知っていなければならないし、
 そこから人にすすめたくなるだけの感情の動きを
 得ていなければならない。
 そういうあたりからすれば
 私も書店員ですがプロには遠いです。

■空想幻夜書房
 「くうそうまぼろよしょぼう」と読みます。
 詳しくは『世界のどこかにある本屋』をご覧ください。
 創作文なのであまりお楽しみいただけないかも。
 理想の本屋のひとつの姿、です。
 店長には名前設定がありません。ただの店長です。
 見た目は幼女、中身は数百歳でもおかしくありません。
 武器のようにハタキを携帯していますが、
 これが店長の魔法のステッキの役を果たしています。
 ゴスロリ少女のプリンはティータイム係で、
 書店業務は手伝いません。
 座右の銘は「実用よりファッションが大事」。
 人間ではないなんらかの生き物で、生みの親は店長です。
 なので給仕はしますが自分ではなにも食べません。
 ジョージィとパイ氏は人間です。
 人間界からわけあって迷い込んできて帰れなくなった人たち。
 彼らも“運命の一冊”を探し出せば出られるのですが、
 出ようとしていないというのが正しいところかもしれません。

■ティータイムのメニュー
 『世界のどこかにある本屋』でも、
 仙様の『ティータイムは薔薇の香りと共に』でも
 ものすごく詳細に書いていますが
 食べ物を具体的に書くのは私の趣味です。
 食べるの好きなのでたぶん。
 実の父親が“歩く食欲”と呼ばわるような娘です。
 ヒドイ。
 「たまねぎのミルクスープに白かびのチーズ添え」
 は、このあいだ出た『暮しの手帖』の別冊
 載ってておいしそうだったので。

■いっぱいたべるきみがすき
 男の子は元気にいっぱいごはんを食べる、
 というのが可愛くて仕方ないです。
 五年生がぱくぱくぱくぱく……可愛くありませんか。
 にこにこ眺めていたいです。

■試験の相手
 伏せながら書いてみましたが、
 実際の試験の中継に話のすじが移っても
 断言する書き方はしません。
 実在の人物やものごとがモデルになっていたりしますが、
 ここに書かれている試験相手たちは
 私が こういう人だったらどうだろう、と
 想像を働かせて書いた“キャラクタ”です。
 このおはなしはどこまでもどこまでもフィクションです、
 それをどうぞ忘れずにおいてください。
 こうしたキャラクタとして書くことで、
 モデルとなったひと・ものを侮辱する意図はありません。
 ちなみに、竹谷の試験相手だけが
 モデルのない完全なる創作キャラクタです。
 実在だったら残酷すぎるから、
 本当にあったなんて考えたくない、というくらい、
 竹谷の試験は辛辣です。

■次回の更新
 次の更新は12月24日、クリスマス・イヴ当夜です。
 19時から開始します。
 で、25日の更新で完結です。全八章。
 そろそろお察しでしょうか。
 奴らの試験を完全生中継、といわんばかりに
 24日の19時、20時、21時、22時、23時、
 25日0時で試験終了、というふうに毎時一章更新します。
 ひとり一時間ずつ試験にかかっている、ということに。
 イヴ当夜からリアルタイムでご覧くださる方が
 日常のように多いとは思いませんが、
 お楽しみいただけるようにがんばります。

 いまツイッターで「がんばる=竹谷る」という言葉を
 学びましたので、
 
 一生懸命 竹谷ります。はい。
 これ私の場合 けまります でもいいのかな(笑
 
プロフィール
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のねむ
性別:
女性
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