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……あ、いっこ前の記事の絵、
長次の顔の傷も忘れてる。アイヤー。

第一段はこちら答え合わせはこっち

なかなかメールのお返事作業が進まなくて;
いい加減お返事最優先ということでそれまで
文章書くのもストップしています。
更新がなかなかできないのもそれはそれで申し訳ないので
お暇つぶしにブログで出題。

前回は平安時代のパロディでしたが
今回は現代版のパロディです。
あなたのヒーローで御想像ください、と
一応申し上げてみますが、
私自身はものすごく珍しく四年生で考えていました。
しかも滝夜叉丸でした。
四年生でいちばん恋に落としづらそうなやつは誰だ、
と思ったときに綾部と滝が難しそうで……
とくに滝が難しそうで。

でも滝だなーと思って彼のつもりで書くと
“あなたのヒーロー”が当てはまらない振る舞いも
でてくるだろうと思うとやはり・
とても標準的な人物として書かざるを得ない。

ではいっちょ行ってみましょー。




おるすばん教材第二段
こういう妄想ならあったよ、ということで、
出してみます。
『夢醒めやらぬ』へ一票をくださいました方へ。
お心をお寄せくださいましてありがとうございます。
捧げものがえろい話とかひどくてすみません。
すごくすごくお若い方だったらどうしようorz
あと『世界の終わりに君とふたりで』が
お嫌いだったら面白くない話ですorz

あ、あと、まさかの(なんです)
雨シリーズに清き一票をくださいました方、
ありがとうございます!
世界を敵に回しても、もまさかのです(殴
ブログで話題に触れたのが
ご投票いただく前でしたもので、
お礼を申し上げられなくてすみませんでした。



※続きのリンクから小話をご覧いただけますが、
 ヒロインの名前が変換になっておりません。
 デフォルト名高槻透子たかつき・とおこ)を
 そのまま使用しています。
 あと宵ヒロインが出てきますorz
 ご注意ください。

ちょっと(いやたぶんけっこう)えろい話
本当はハチ月のうちにやっておきたかった、小話。
話というほどの転がり方はしていません。
現代版の五年生、一応竹谷が目立つかな、です。
五年生の雰囲気をつかむ練習でした。

ヒロインのお名前はデフォルト名の
高槻透子たかつき・とおこ)」をまた使っています。

かみせんの「夏のかけら」という曲を思い出します……
ひらがなで書くとおせんべいみたい。




夏の失踪(現代版
※朝に打って 眠くなって中断して
 夜戻ってまいりました な 日記 です


おはようございます。
六時半です。
早起きではありません、徹夜明けです。
今ちょっと・寝ようかどうか迷っています。

このあいだ戦国武将の奥方さまのどなたかで、
生涯で三度の政略結婚を余儀なくされた人がいて云々
という話を耳にしまして。
心当たりを調べたのですが誰なのかはわかりませんでした。
これを忍に置き換えたら面白くなるかなと思って
考えたねたを放り投げていきます。

なぜかしら・こういう妄想の相手は
まず文次郎になりがちです。
うごかしやすい、と思ってしまうようで。
ヒロインのお名前は
デフォルト名の「高槻透子たかつき・とおこ)」を
使わせていただきます、ごめんなさい。
ヒロインが超絶美人というのは
ぺぺろんの基本設定です、ごめんなさい。
美女美少女がすきなんです、ごめんなさい。
例によって専門知識などは皆無です。
時代考証などの努力もしておりません、
雰囲気でお楽しみいただければさいわいです。

あ でも部分的にちょっとえっちい雰囲気です
初夜の寝所が舞台なので

……でも一回だけやってみたいのだ
美人とは言えないヒロイン、のおはなしを。
彼らがべたぼれてくれる要素の中に
「美人」という条件を入れられないという高難度。
それだけで閲覧者さんのご支持をいただける率が
どこんと下がる気もいたします。
チャレンジですねぇ(笑




戦国パラレルvs文次郎
なにがどうしてこういうことになったのかは
彼ら忍たま六年生達にも
さっぱりわかったものではないのだが、
恐らくは学園長が深く考えもせずに勢いで
許可する、と言ってしまったのだろう。

彼らが日常・怪我もないのにたむろする医務室に、
今日は見慣れぬ女の姿がある。
彼ら六年生と同い年というその少女は、
黒々と色の濃い髪を惜しげなく肩の上で切りそろえ、
化粧気はなく、
じっと見つめるだけで泣く子も黙らせるような力を持つ
大きな瞳を思慮深げに今は伏せ、
黒の忍装束をまとって
我影のごとしと黙り込んで座っている。

いうまでもなくこの娘はくの一なのである。
その身には一分の隙も見えず、
相当の手練れであることは確かめずとも知れたこと。
同じ年齢の女忍がくの一教室には数人いるが、
彼女らと目の前のこの娘とはまた別の生き物だ。
この娘はどうかというと、
くの一というよりも女だてらに忍、
といったところである。
腕っぷしは強そうだが、色は使えそうもない。

「伊作くん、よろしく頼むね」

包帯の下で笑ったのだろう。
この娘を数日間忍術学園に預けるからと、
連れだって医務室へやって来たのは
タソガレドキ忍軍の忍組頭、雑渡昆奈門であった。
とりあえず今はもめ事はなし、
と伊作に大変な形相で言い負かされ、
またことの奇妙さに騒ぐ気を削がれ、
雑渡を敵視する文次郎をはじめ六年生たち全員は、
とりあえず状況を静観するにとどまっている。
同席していた保健委員たちは慣れたもので、
お茶が入りましたよと黒ずくめの客人ふたりにも
湯呑みを手渡している。

「うちのお姫さまだから。
 ちょっとお転婆できかん気強いけどねえ、」

ご丁寧にも最初から湯呑みに添えられていたストローで
雑渡は器用に茶を飲んだ。
伊作は慎重に言葉を継いだ。

「どういう状況なのか、
 僕にはさっぱりわかりませんが」
「うん、ちょっと出かけるものだから。
 ひとりで留守番というのはさびしいからねえ、そこで」

君らの出番、と雑渡はにやり、
包帯の奥の目をゆがめて笑った。
少女は俯いたままだが、垣間見えるその表情も、
びしばしと飛ばし続けている不機嫌のオーラも、
同席の忍たまたちにとっては
このうえなく不穏なものに感じられた。
少女のものにしては低い声が、
やはり不満そうに囁いた。

「……どうしてお連れくださらないのですか、組頭」
「だって。行ったって面白いものなにもないんだもの」

さらり、と雑渡は切り返す。
少女はまだぶつぶつと続ける。

「尊さんは連れていっていただけるのに」
「あれにとっては仕事だからねえ」
「私だってタソガレドキ忍軍のくの一です。
 尊さんに勤まるものが
 私に勤まらないわけがありましょうか」
「ほんとだねぇ」

尊さん、というのは、
雑渡の部下の諸泉尊奈門のことだろう。
諸泉の名を出した瞬間、
少女の不機嫌数値は最高潮に達した様子であった。
怒りを必死で押し殺しながらだろう、
更に低い声で彼女は続けた。

「……組頭は、ご自分の育てたくの一の使い道を、
 どうして見定めようとはしてくださらないのですか」
「もうじゅうぶん知っているとも。
 だからここへ連れてきたんじゃあないか?
 これから行く先は“面白くない”からね」

少女は言葉に詰まった。
雑渡が少女の性質を見てとった上で、
此度の遠征に連れていって役に立つ機会はなさそうだと
判断したがために置いてゆかれるのだと、
その言葉から察したのであった。
少女がずんと落ち込んだのを見て、
雑渡はあやすようにその髪をぽんぽんと撫でる。

「ごめんね、さびしい思いをさせるけれどね、
 すぐに帰ってくるからここでいい子で待っておいで。
 おみやげはなにがいいかな」
「……おみやげなんて」
「尊奈門に任せると全部せんべいになっちゃうからね」
「それは嫌です」

よほど諸泉が気に食わないのか、少女はそこは即答した。

「……何もいりません。
 組頭が御無事で戻ってきてさえくだされば、
 私には何もいりません」

少女の目の端に涙が浮かんだのを、
すっかり観客と化していた忍たまたちは見た。
まるで夫の帰りを待つ妻のような姿に錯覚されるが、
恐らくはそうした関係ではないのだろう。

「よしよし、必ず無事で戻ると約束しよう。
 馬をとばして全速力で走ってくるからね」
「はい」

少女は健気そうに涙を拭い、頷いた。
雑渡はうんうんと頷き返し、いい子だ、と繰り返した。

「では、帰りの道で最初に私の袖を引いた木からひと枝、
 お前のために折ってこよう」
「……はい」
「それがみやげだ」
「はい」

次は必ずお連れくださいと絞り出すように呟いた少女に、
考えておくよなどといい加減そうな答えを返しながら、
雑渡は学園をあとにした。
迎えにやってきた諸泉を、
少女が も の す ご い 形相で睨み付けたのを、
忍たまたちは目撃してぞっとさせられるはめになった。




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