予告よりも少々遅刻しながら、
サイトとしても一か月ぶりくらいの更新でした。 この作品だけ名前変換も恋愛要素もなく ヒロインもいないということで、 試験的にpixivにも展示をしてみています。 見かけたらそのアカウントはのねむです。 すでにご感想もいただいてありがたい限りです。 が、今回は実はちょっと後悔の残る内容で…… 筒型本屋に行く意味がなかったなぁと…… この筒型本屋とそこのスタッフ達は オリジナル文の『世界のどこかにある本屋』 という作品から出張してきて 彼らと無理矢理コラボしたもので、 それ以上も以下も目的なんかありゃしないのです。 本当はこの筒型本屋の特徴である、 「特別なお客は“運命の一冊”を探し出さないと 店から出られない」という条件を 彼らに宛てようと思ったのですが、 五人もいるし……どの本にしたもんだか…… とか面倒が勃発しまくったので削りました。 創作文メインのシリーズならそうしましたが これは彼らがメインのおはなしなので。 創作色の強いエピソードはこの二章めまでで、 以降は彼らの試験模様の中継、となります。 逆をいえば、この二章めは以降の章のための 伏線てんこ盛りの章、でもあります。 試験の相手である五人の子どもについての詳細は 現時点では伏せてありますが、 そのうち四人は実在の人物であったり そうしたものがモデルであったりしますので、 推測していただけたら(私が)楽しいな、と思います。 正体がばれたら恐いのは勘ちゃんの試験相手です。 リアルに恐いけどこれも広義の愛と思われたい…… あと竹谷のはっちゃんの試験は自分で考えておきながら 本当に難関と思います。 彼にはこのところ特にファンが多いことを承知ですみません、 試験後・彼を泣かせます。 用語解説
唐突に髪を引かれて視界が上を向く。
竹谷、またあんた? 「なんなの最近」 「いや、単に」 恋人か否か、この関係は少し曖昧。 竹谷はいつもこうして私を怒らせる。 「もっと優しく!可愛がるのよ!」 「は?」 動物にならできるくせに、仕方ない奴。 可愛がり方に甘え方、私がじっくりしつけてあげるわ! * * * 140字、というのはtwitterの投稿制限です。 本屋に勤めておりますと 毎日何百冊という本に触れるわけですが、 twitter関連の本もかなりたくさん発行されています。 内容もさまざまで、 いろいろな方がいろいろな使い方をして発展した結果が それでもやっぱり紙媒体に戻ってくるんだなあ、 などと思っているわけなのですが。 その中に、シェフが140字でレシピをつぶやいたのが 書籍化した、というものがありました。 これを作文でできるかな、という試みでした。 出来の善し悪しに関しては自分では申せませんが。 お気軽にお手軽に、それなりに難度も高く、 自分も読む人も面白そう。うまく書ければ。 ということで、仕事の休憩時間中にでも 思いついたら続けてみようと思います。 思いつかなかったらやらない(笑 気楽に取り組める短文ですし、 名前変換や細かいシチュエーション描写などは まず無理ではありますけれども、 キャラクタの希望とかうかがえる機会があれば 頑張ってチャレンジしてみようと思いますので なにかありましたらお聞かせください。 なるべくサイト内のシリーズものに関わらない 単独の文章になるように心がけます。 当たって砕けたらごめんなさい。
掘り返したらふたつ出てきたのでふたつとも。
ただし どちらも難有り です。 名前変換はサイト内の作品もくじページからどうぞ。 ■『宵のみぞ知る』ズタボロ編(未完) いきなり宵ヒロインを意味もなく流れも関係なく ただ単にズタボロにしたくなった、 というやや危険な衝動に素直に従った結果の作です。 白状しますれば これ書いたとき 私は祖父を亡くしたばかりでした。 その感情を消化するための創作だったろうな、と、 今となっては思います。 ねたになり切れていない感情をそのまま突っ込んだので、 ご覧になった方が作品の消化不良を起こすかも、 という心配があります。 繊細な感性をお持ちの方は どうぞ回避なされてください…… ■食満くん×宵ヒロイン シンデレラパロディ 第一夜 twitterで流れてきた診断で、 好きなカップリングを診断結果のシチュエーションに 従って描いてみましょう、というものがあって、 『宵のみぞ知る』の食満くんとヒロインという 自己満足カップリングを引っかけてみましたらば 「50分以内に1回反応をもらったら シンデレラパロでキスを迫られる 食満くん×ヒロインを描きましょう」 という指定が出まして、十数分のうちに 数回の反応をいただいたので文章で書いてみました。 結構まともな物語になってしまったので 三部に分けて小出しにすることにします。 かなりデカデカと脚色してあるので シンデレラの片鱗はかすかに覗く程度かもしれません。 食満くんも王子様役ではありません。 王子様お姫さまパロは私自身は大好きなので なんの抵抗もないのですが、 室町からヴェルサイユくんだりイメージに飛ぶのは 慣れない方には難しかろうと思います(笑 ので、そういう台本を演じてもらいました、 というくらいで御想像ください。 抵抗ないとは言っても王子様衣装をそのまま着せて イメージするのはさすがに私もつらく……(笑 ビジュアルイメージはさらっと。さらっとで(笑 * * * ふつうの話がなかったorz すみません……
※まだ話の核心に迫っていないのでアレですが
本質はとてもシリアスで深刻な話です。 チャットでいきなり書いてみる第二段、でした。 頭の中におはなしの流れはちゃんとあっても 文章に直す段階がぶっつけ本番だと やはりよろしくない日本語が出ますようで(笑 細部結構手直しをしました。 遅い時間に至っても書ききれなかったので、 後半の核心部分はまたの機会に見送りました。 どうせならまたチャットでやろうと目論んでいます。 突発でやると思うのでいつ頃という予告はできませんが、 挑戦中に通りがかりました際には よろしければ覗いてやってください。 びびりなので、 閲覧者数がチャットルームに表示になるのですが モニタに付箋を貼って隠しながら書いていました。 始めたときと終わったときがどちらも0人だったので、 もしかしたら ずっとひとりで書いていたのかもしれません(笑
休校日に帰宅したときは、
ごくまれにではあるが、 朝に寝坊をしてもいいことにしている。 今日はそういう日ということに決めた。 だからいま、起きあがらずに とろとろと微睡むことを楽しんでいる。 楽しんでいる、というのはつまり、 意識はしっかり覚醒しているということで、 寝坊でもなんでもないのだが。 町にもまだ目覚めの気配はない。 家の内も外も皆眠っている。 太陽だけが起き出して、朝だ朝だとあたりを照らす。 しっかり者で働き者の妻は必ず・町より早く目を覚ます。 起きあがると、隣で眠る夫を気遣い、 そっと布団を抜け出して、朝餉の支度に取りかかる。 炉に火が入り空気があたたまり、 野菜を刻む音やら水を汲む音やらが聞こえ…… かと思えばいつの間にか本人の気配は家の外にあって・ 甲斐甲斐しくあたりを掃き清めたりしている。 雑多な生活の音を、ゆるゆる眠ったり起きたりを 繰り返している脳裏に聞くのは心地よい。 「文次郎様、まだ眠っていらっしゃるのですか」 もう朝餉ができあがります、と言う妻の声は それでも少々遠慮がちだ。 仕事で疲れて帰ってきたのだから、 たまの休みくらいはのんびりとさせてやりたいと、 そんなことを思っているらしい。 もう少しその声を聞いていたいと、夫は起きぬ振りをする。 妻はもしかすると、そんなことに気づいていながら、 仕方のないひとね、などと呟いているのかもしれない。 そっと寝間へ入ってきて夫の肩に布団をかけ直してやり、 思いやるようにぽんとそのうえを撫でていったり、 髪を撫でていったりする。 それは親が子どもにするようなやさしげな仕草で、 とうに大人と呼べる年を数えた夫も 幼いいつかの思い出を脳裏に反芻したりする。 疑いようもなく愛されていたあのころ、は、 もうすでに遠い昔の記憶となってしまった。 口に出して言ったりなどしないが、 そんなおぼろげな愛を妻のゆび先に感じてみたくて、 夫は今日も妻の呼びかけを耳にしても 寝た振りをして目を瞑る。 奥様編 |
カテゴリー
プロフィール
HN:
のねむ
性別:
女性
ブログ内検索
| |