今回短か! と、チェックがてら読み直して思いました。 このあたりを書いたのほとんどサイトオープン前です。 つまり初書き六年生。 ほんとはもうちょっと文次郎が丸っこい喋り方していました。
由良の門を渡る舟人かぢを絶え 行方も知らぬ恋の道かな 由良の瀬戸をゆく舟の漕ぎ手が櫂を失えばただ 行き先も知れず水面に漂い惑うように、 己の道をひたすら信じてきたものを 行く先の見えぬように惑わしてしまう。 いつの間にか踏み込んだ恋の道に、 握っていたはずの櫂は流され沈んでしまうのか。 (曾禰好忠)
(めっさニュアンス訳+脚色ばりばり)
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