企画「Yes, my Lord.」さまへの参加作品です。
ぺぺろんの現役時代、 パラレル編は現代と異世界しかなかったのですが、 企画さんのテーマに合わせて今回飛びました先は 19世紀後半~20世紀初頭の英国(の雰囲気のどこか)。 例によりまして六年生全員が一応登場しますが、 メインのお相手は仙蔵、 同室の特権で文次郎にもセリフがあります。 お題はあえてものすごく難しく思われたものを選びました。 テーマの設定上ある程度は致し方ないのですが、 キャラクタの侮辱に当たる身分差別的描写のないよう、 また時代や状況が違うパラレル作品ではあっても キャラクタ崩壊や違和感ある展開が出てこないよう、 あとありきたりにならないよう(笑 配慮したつもりではあります。 ので、身分差あるのに気持ちがとても対等です…… これ本末転倒だったかしらorz 以下、小ネタもろもろの解説です。 ■紅色のばら 赤、じゃなくて、少し紫がかった赤、 という気持ちを込めて紅色のばらを 小道具に使うのがすきです。 少しセクシーな色に思えるのです。 あと「ばら」とひらがな表記するのもすきです。 お題は漢字なのですが、 好みに走らせていただきました。 ■女王陛下 イメージが英国、だったので出てきたキィワードです。 でも明確に英国を舞台と設定していたつもりではないので、 ニュアンスでお読みください。 ばらという花も英国を例えて言う語でありますし、 ほかにも英国を思わせるキィワードが いろいろ散っていたりします。 ■秘書の文次郎 どうかめがねをかけていて。 黒縁で。 ■ヌワラエリヤ 昔読んだ本でヒロインが 「やっぱりヌワラエリヤはおいしいな~」と言っているのを 見て以来とっても探していたお茶なのですが、 札幌ではどこにも売っていませんでした。 近年になってマザーリーフで見つけた! 愛を込めて名前を出してみました。 でも私の最愛といえばトワイニングのオレンジ・ペコ。 最近グレイ伯爵にも浮気してる。 そして新顔のルピシアのモンテクリストに まんまと心奪われている。 ……モンテクリストも伯爵だわ…… 復讐として捨てられるのが明々白々でしょうに(笑 紅茶の代名詞としてダージリンはわかりやすいだろうなと 思って比較に出しましたが、 個人的にダージリン特有のクセがときどき違和感です。 すきだけど。すきだけど! ■黄金の午後 先日、札幌三越に来ていた「不思議の国のアリス展」で、 1862年の7月4日だということを知りました。 ぺぺろんのヒロインの誕生日は7月4日です。 運命かと思って打ち震えました。 ■サブレ・ディアマン クリスタル・シュガーがダイアモンド(=ディアマン) のようにきらめく、というのが名前の由来です。 ■バターの溶け出すほんもののマフィン 本場英国でもバートラム・ホテルでしかいただけないという 「ほんものの」マフィン。 バートラム・ホテルは架空のホテルですが、 モデルのホテルが実在します。 現在どうなのかは存じませんが、 一度行ってお茶をいただいてみたい場所です。 ■サンドウィッチ スモーク・サーモンとキュウリの、 という組み合わせは違うかもしれませんが、 どちらもサンドには定番の中身のようです。 食べ物を具体的に描写したくなるのが私の性のよう。 ■冷めたお茶を飲む ほんとに往生際が悪すぎます 私なら飲めない orz ■“プシュケ”のティー・カップ ウェッジウッド製のとても可愛らしいカップです。 念頭に置いていた時代設定には そぐわない小道具と思いますが、すきだから書いた!! それだけ!!(笑 ■十八だもの やや成長しているという点もパラレルだと ついさっきまで気づきませんでした。 現代版や異世界版では+三年で数えていたためかと。 ■結局のところ何? サーヴァント=広い意味で“召使い”ですが、 彼ら自身もある程度のレベルに属すお家の令息で、 社会勉強のために侯爵閣下のお宅に身を寄せている、 ということになっております。 お嬢様に関わるいろいろなことを受け持つ立場として “付き人”と作中で称しましたが、 仙蔵はお嬢様付きのメイドさんからも お仕事を奪ってしまっているようです。 バトラーやガヴァネスといった明らかに分類される 立場とは違って、手の空いている人がいろいろやる、 くらいのアバウトさで書きました。 ボディーガードにもフットマンにもなれる 有能な彼ら!(笑 こんなところでしょうか。 おそまついたしました。 COMMENT COMMENT FORM
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