とうとう最後の更新となりました。 さすがに感慨深いものがあります。
実はこのおはなし、 チャットルームで閲覧者さんに見守っていただきながら リアルタイムで書き連ねていくという、 とんでもない方法で完成させることができてしまった というしろものです。 自分でもまさかやりきれるとは思いませんでした…… もちろん公開版は改めて手直しを入れております。 ライブ版には三時間半かけてお付き合いくださった方も いらっしゃいましたようで、感謝の気持ちでいっぱいです。 最後に珍しげなことがやり通せてよかったです(笑 どうもありがとうございました。
また例によって 説明がないとわからないねたがありますので、 続きに解説をたたみます。
解説
■タイトルの話 「予算会議・花の乱“ハイパー”」というのは、 つまり元々「予算会議・花の乱」というのを かつてあった絵板で展開したことがあるためです。 「花の乱」のほうの顛末は過去の回想として 本文に取り込みました。 くの一が絡んだときの予算会議はぜひとも愛らしく 「花の乱」と呼ぼう、と考えていました。 まさか大奥とかぶってるとは思いもよらず。
■予算ゼロの火薬委員が詐欺っちいやり方で 予算をぶん取った話 甘酒代計上事件を受けて、 久々知くんが幽霊委員の六年生にヘルプを求めた、 という空想から始まった話で、 拙宅の男性主人公が火薬委員(委員長ではない)なので ちょっと文次郎に挑んでもらうことにしました。 彼は銭を放り投げて手の上に取り、 「表が出たらおれの勝ち、裏が出たらお前の負け、 勝ったら予算寄越せよ、さあどっちだ?」と 文次郎に勝負をふっかけて、そりゃあ勝ちます(笑 文次郎はこのとき人質を取られていて、 この言葉遊びに気付けずに引っかかった、 というちょっと気の毒な小話でした。
■“札取り”武術大会 夢醒め二十二話のあとがきで書いたのと 同じ大会ではあるので詳細は省きますが、 ひとつ言うとすれば、 このときの可哀相な対戦相手は雷蔵だった という設定でした。
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