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「別れの理由」という話の、後日談。

書いたあとで一度たりとも読み返さずに
アップロードしてしまっているのですが、
いま言い訳用に一度さらっと見てみても
思ったほどのがっかり感はなかった気がします。

文字通りハッピーエンドにはなりませんでしたが、
納得いくラストには持っていけたように思いました。
「別れの理由」という話の、理由編。

自分を成長させてくれる恋というのは、
尊いのではないかなと思います。
長次の抱えている、
ヒロインの想像を絶するほどの危険 の詳細は、
このお話で繋がった別のところで御覧いただけると……

こういう展開にしてしまったうえに
そこまでやらんでもと言いたくなるような“二年後”まで
やってしまうあたりが、ぺぺろんです。
本領を発揮してしまった感。
あまり歓迎はできませんね。
ごめんなさい 食満くんがすきです

皆が登場するときは全員を平等に描写すること、
という決まりを自分の中で設けているのですが、
明らかなえこひいきです。
意識してそうしたわけではありません……

更にひとつお詫び申し上げるといたしますならば

くの一教室の卒業生で
ヒロインと同い年(=文次郎達とも同い年)の女が
今現在くの一教室の補佐教員をしている

というくだりがありますが、
これも別のところと繋がった結果です。
“彼女”のことはかなり別格の扱いをしてきましたから、
お察しの方もいらっしゃるかもしれません……
ヒロインをひとりにしないために、
文次郎が“彼女”にも連絡を取っていると、
想像するとひとり楽しかったわけなのです。

残るひとりの彼は、次のお話で登場します。
ここからの御注意といえばもっぱら、
五年を経たあとで彼らが変化している
ということについての捏造描写です、が、
全員生きていて全員納得のいく人生を送っている、
というところがその根底です。

彼らを書くのがとても楽しいです。
原典・原作があるのだから、
パロディ創作をやっているどなたがキャラたちを描写しても、
ある程度似たような印象に落ち着くのは当然のことでしょうが、
この口調で書くのは私だなあと、
自分で思ったりしては 自惚れかしらと口をつぐむのです。
書いていて、
文次郎をやたら頑なに頑固にしてしまったなあとか、
よく思うのですが、
文次郎にはそういう役をやってもらうとまた似合ったなあ、
とも思います。
……要は、私の好みの話に終始してしまうのですが……

文次郎の“償い”が新たにここから始まって、
ヒロインの苦難とも呼べる彷徨も同じく始まりました。
文次郎はでも、ヒロインをひとりにしないため、
安全に守るための策をちゃんと用意しているので、
大丈夫です。

ここからはお話の転がり方とは別に、
ちょっと楽しげかもしれません。
賑やかになります。
 
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のねむ
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女性
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